『スラスラわかるC#』第1章 読書メモで「コンソールアプリケーションメインなので、Xamarin Studioを使えばWindows無しでもOKかも」と書きましたが、前言撤回。XamarinのC#とVisual C#とは、構文レベルでは互換性があるものの、環境面では互換性がないため、Visual C#で動くコードがXamarinでは動かない(正確には、動かすための設定が必要)という現象は、コンソールアプリケーションでも結構発生するみたいです。
たとえば、以下のソース。
using System; namespace Sample { class Program { static void Main(string[] args) { Console.Write("Write some text:"); Console.WriteLine(Console.ReadLine()); } } }
コンソールからユーザーの入力値を受け取って、それを表示するだけの単純なソースですが、Xamarin Studioで「C# > コンソールアプリケーション」を作成して上記ソースに書き換えても、動きません。プロジェクトの設定変更が必要です。
Xamarin Studio使えばWindowsに悩まされずC#に集中できるかな、と思ってXamarin Studioをセットアップしてみたのですが、実際のところ、Visual C#とXamarinには環境の違いがあって、そこに悩まされそうな感じがします。
ということで、どうしてもMacでC#を学びたいというわけでなければ、たとえWindowsに不慣れでも、C#の学習環境としては素直にVisual Studioを使ったほうが良いと思います。