『受託開発の極意』を読んだ

永和システムマネジメントの中の人が、受託開発の手法について書いた本。永和といえば、アジャイル開発の方法論に強い会社である、という印象がある(実際、自社サイトのタイトルに「アジャイル開発」というワードを入れている)。

しかし、本書の著者である岡島氏は、必ずしもアジャイル開発の信奉者というわけではない。従来型のプロセス(ウォーターフォール開発)と、アジャイル開発は、必要に応じて使い分けるべし、としている。

航空管制システムのようにミッションクリティカルで大規模なプロジェクトには従来型のプロセスの採用が必要です。一方、アイディア勝負のネットわービスを競合に先駆けて素早く立ち上げたい場合には、アジャイルプロセスの採用が適しています。 – 『受託開発の極意』p.102

ウォーターフォールとアジャイルの両方を熟知している著者ならではの、「現実離れしない程度に理想的な開発手法の提案」が本書の持ち味。

参考文献も充実しており、本書を起点に学びを広げていくことができる。開発手法に興味のある人にはおすすめ。

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