Essential ActionScript 3.0 読書メモ 第8回 インスタンス変数

クラスはオブジェクトの特性(charactaristics)と振る舞い(behavior)を決定するひな形である。オブジェクト指向プログラミングにおいて、「特性」とは、オブジェクトの特定の側面(色、幅、透明度等)を表現する情報のことである。オブジェクトの特性を追いかけるために、インスタンス変数が用いられる。

(注:上で言う「特性」「インスタンス変数」とは、一般的なオブジェクト指向プログラミングの用語でいうところの「プロパティ」のこと)

インスタンス変数(instance variable)とは、オブジェクトにくっついている変数のことである。多くの場合、それぞれのインスタンス変数が、オブジェクトの特性に1つずつ対応している。例えば、widthという名前のインスタンス変数は、そのオブジェクトの幅を表していると考えられる。

インスタンス変数は、クラスの直下に記述する(この点、メソッド又は関数内に記述するローカル変数と異なる)。
例:

class SomeClass {
  var identifier = value; // インスタンス変数
  function SomeClass () {
    var identifier = value; // ローカル変数
  }
}

インスタンス変数は、クラスのインスタンス化と同時にそのクラスとセットになって設定される。クラス内で初期化しておけばその値が初期値になるが、初期化を省くことも多い。

インスタンス化の後に、インスタンス変数に値を代入する際は、以下のように書く。

object.instanceVariable = value;

例えば、Blogオブジェクトのtitleというインスタンス変数に題名を代入する際は、

Blog.title = “subject”;

と書く。

今日の進捗:200→210/4343

コメントをどうぞ

コメントを残す