『ポートとソケットがわかればインターネットがわかる』を読んだ

ポートとソケットがわかればインターネットがわかる――TCP/IP・ネットワーク技術を学びたいあなたのために (Software Design plus)

Geekなページ のあきみち氏による、TCP/IPの入門書。情報処理技術者試験対策本のような、無味乾燥な知識をただ覚えるための本ではなく、ネットワークの初歩的な知識と、それを実際に何かに使うことの橋渡しをしようとする意図が感じられる。

具体的には、この手の入門書には珍しく、本書にはソケットを利用したプログラムのサンプルが載っている(※)。その他、ネットワークコマンドの使用例も記載されていて、手を動かしながら学ぶことができる。

挿絵も的確で、本文だけではわかりづらいところでも理解の助けになっている。

ネットワークを初めて学ぶ人だけでなく、自分のように、ネットワークに苦手意識のあるソフトウェアエンジニアが読んでも得るものは多いと思う。

※ただし、C言語で書かれているので、厳しいという人もいそう。Working With TCP SocketsというRubyを使ってソケットプログラミングを行う入門書もあるけど、こっちはこっちで英語なのがつらいという人が多いかも。

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