『10日でおぼえるC#入門教室』が割と不親切(説明なしに専門用語が出てくる)でつらい感じだったので、改めて入門書を入手しました。
実を言うと、本書もAmazonレビューでは「プログラミング未経験者には難しい」という評判です。しかし、自分の場合、プログラミング未経験というわけではないので、C#やWindowsアプリケーション特有の概念がちゃんと説明されてれば、オブジェクト指向とかは端折り気味でも構いません。購入のポイントはページ数の少なさ(それでも400ページありますが)と、判型のコンパクトさ。また、ざっと眺めた感じ、『10日でおぼえるC#』で説明されていなかった用語が本書では説明されていたので、『10日でおぼえるC#』よりは説明が丁寧だろう、と。
あと、わからないことを調べる用にVisualC#2013パーフェクトマスターも買いました。こちらは、1000ページ以上あって通読には向かないですが、目次・索引が充実しているのでやりたいことベースで探せるのと、スクリーンショットが豊富なのでVisual Studioの操作がわからない時に使えそうかな、と(Web検索はIDEの操作法を調べるには向かない)。
以下、読書メモ。
.NET Frameworkとは
.NET Frameworkは、アプリケーションの実行基板。仮想実行環境(VSE)、基本クラスライブラリ(BCL)を備えている。
仮想実行環境
C#では、ソースコードをマシン語に変換する前にCIL(Common Intermediate Language, 共通中間言語)に変換する。このCILを実行するのがVSE(Virtual Execution System, 仮想実行環境)。.NET Framework上で動作する言語(C#, VB.NET, F#等)は、全てCILにコンパイルされる。
基本クラスライブラリ
.NET Frameworkに標準で用意されているライブラリ。BCL(Base Class Library)。
Hello, World
using System; namespace helloWorld { class helloWorld { static void Main () { Console.WriteLine ("Hello, World!"); } } }
Windows 10(Developer Preview) + Visual Studio 2013で一度動かした後、Macでも動くC#開発環境Xamarin Studioを入れて、こちらでも動くのを確認。『スラスラわかるC#』はコンソールアプリケーションがメインのようなので、Windows無しでも学べそう。
using System; namespace helloWorld { class Point2D { public int X { get; set; } public int Y { get; set; } public override string ToString () { return string.Format ("{0}, {1}", X, Y); } } class Program { static void Main (string[] args) { Console.WriteLine (new Point2D { X = 1, Y = 2 }); } } }
Visual Studio賢いとよくいわれるけど、Xamarin Studioも十分に賢いので、C#という言語の仕様自体がIDEに向いている、という感じがある。
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