WordPressのキャッシュプラグインは色々あるけど、今までこのブログでは WP Super Cache を使っていた。Automattic製ということもあり、信頼がおけると考えていて、実際「静的HTMLをキャッシュして返す」という部分では特に問題なく動作していた。
しかし、WP Super Cacheはサーバサイドでレスポンスを静的HTMLとしてキャッシュするという用途に特化しており、ブラウザキャッシュの設定などは別途行う必要がある。
カスタムテーマにヘッダーをセットする関数を仕込んだりしてもいいのだけど、WordPressなんだからプラグイン + GUIで設定したいということでいくつか試した結果、 W3 Total Cache が良い、という結論になった。
W3 Total Cacheをインストールすると、WordPressの管理画面に「パフォーマンス」というメニューが追加される。
このメニューから各種設定を行えるのだが、レスポンスキャッシュだけでなく、HTML/CSSの圧縮、データベースキャッシュ、PHPレベルのキャッシュ、ブラウザーキャッシュなど多岐にわたるキャッシュ設定を行うことができる。さらに、CDNとのインテグレーションなどもあり、WordPressのパフォーマンス最適化に関する設定全般を引き受けるプラグインになっている。
ブラウザキャッシュも管理画面から細かく設定できる。
W3 Total Cacheを入れていくつか最適化した結果、PageSpeed Insightsの計測結果は95点になった。
さらなる最適化には不使用cssの削除など、出来合いのテーマを使っていては手を出しづらい領域に踏み入れる必要がある。現状のスコアも悪くはないので、これ以上の最適化はしなくても良いかなーと思っている。