仕事でしばらくJavaのプロジェクトに携わることになったので、読んだ。
『独習Java』は、基本構文や主要なクラスライブラリの解説が載っていて、一通りの基本知識は身に付けることができた。特に良いのがJava 11対応している点(これから読むなら、少なくともJava 8以上に対応している書籍にすべきだと思う)。
一方で、フレームワークやライブラリといった現場っぽい知識は本書では触れられていないので、その辺は別の書籍で補いたい。例えば『Java本格入門』はこの辺のトピックにも触れていそう。
Javaを本格的に学んだのはこれが初めてだったけど、C#やPHPといった今まで使ってきた言語との共通点も多いため、言語の構文については苦労せず学ぶことができた。
独特なのはクラスライブラリあたりからだけど、それについては必要になった時に調べればいいかな、程度の印象。
一方、これから苦労しそうなのはJava言語を取り巻く諸々。
例えば、Javaのランタイムは企業系のもの(Oracle, Redhat, AWS)からコミュニティベースのものまで色々ある。IDEは会社ではIntelliJ IDEAが標準だけど、業界的にはEclipseが根強い。また、ビルドツールもMavenだったりGradleだったり色々。フレームワークも多く、定番のSpringだけでなくPlayもあるし、Micronaut等のマイクロサービス志向フレームワークもあれば、Seasar2やStruts2などで動いてるプロジェクトも現役だったり。
これらにキャッチアップする上で、良さそうな本(『みんなのJava』)も見つけたので、次はこれを読んでみようと思う。