『Webサイト制作者のためのPHP入門講座』CodeIgniter導入時の手順について

Webサイト制作者のための PHP入門講座
Webサイト制作者のための PHP入門講座

PHPの再入門として、↑をやってます。本書の特徴は、「プログラミング経験ゼロでもOK」を謳う入門書でありながら、比較的高度な内容を扱っていること。「初心者こそフレームワークを使うべき」という考えのもと、フレームワークを使った本格的なWebアプリケーションの作成を行います。PHPの入門書で、MySQLを全く扱ってないのも珍しいですね。

今日は、本書で使用するフレームワーク、CodeIgniterのインストールをやっていました。基本的には、ダウンロードしてサーバーで公開するディレクトリに設置すれば動くお手軽フレームワークなのですが、いくつか設定が必要です。

本書で紹介しているのはCodeIgniter 1.7時代の設定方法で、2012年現在の最新バージョンであるCodeIgniter 2.0では多少設定方法が異なります。著者のブログ記事でも2.0対応の方法は書いてあるのですが、これは「1.7環境で作成したアプリの実行環境を2.0に変更し、2.0でも動くように書き換える方法」です。

これから本書をやる人に必要なのは「いきなりCodeIgniter2.0をインストールして、2.0上で本書のアプリを動かすための設定」でしょう。基本的には、上記ブログ記事を参考に本文の読み替えを行えば解決するはずですが、設定段階で上記ブログ記事にたどり着いた人のために補足しておきます。

1. Applicationsフォルダが無い(変な場所に有る)

本書の本文中では/system/Applications/という階層構造になっていることになっていますが、これはCodeIgniter1.7の仕様。2.0では、Applicationsフォルダはsystemフォルダと同じ階層にあります。index.phpの設定も、systemフォルダの場所だけでなく、Applicationsフォルダの場所も指定してやる必要があります。

2. station.php等が無い

station.phpは本書で作成するphpのことなので、インストール直後の段階では存在しません。gnaviapi.php、yahooapi.phpも同様。

3. welcome.phpが既に有る

welcome.phpはCodeIgniterにはじめからついてきますが、本書でも新たにwelcome.phpを作成します。仮に、welcome2.phpなどを作成して、上記ブログ記事で変更箇所として挙げられている記述をメモしておくとよいでしょう。

私はフレームワークといえばRuby on Railsしか触ったことが無かったのですが、CodeIgniterはRailsに比べて、導入が非常に容易であると感じました(その分、Railsのような至れり尽くせり感はありませんが…)。

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