DBの基本を学び直そうという試みの一環として、『おうちで学べるデータベースのきほん』を読んだ。
SQL関係で多数の著作のあるミック氏と、MySQL関係の著作やコミュニティ活動で知られる木村明治氏の共著。
かなり初心者向けかなーとは思ってたが、実際読んでみると知らないことも結構あった。例えば、トランザクションの章ではトランザクション分離レベルによって起こるトラブルが解説されているが、MVCC(Multi Version Concurrency Control)という技術によって更新と読み込みはブロックしないようになっている、といった話は初耳だった。
このように、初心者向けの解説をベースとしつつも、少し深いトピックにも触れているのが本書の特徴。
本書だけだとアプリケーション開発には少し足りない印象だが、本書を読んでデータベースの全体感を掴んだ後で、『SQL ゼロから始めるデータベース操作』などでSQLを学んだりして知識を広げていくのが良さそう。